2011年12月25日日曜日

水疱瘡の感染経路

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水疱瘡の感染経路は、子どもであれば幼稚園や学校でもらってきたり、また、家族から感染することもあります。

学校などで友達が水疱瘡になったと聞いたら、予防接種をしていないなら感染を覚悟する必要があるでしょう。

感染経路としては飛沫感染接触感染があります。


【飛沫感染】

水疱瘡にかかっている人の咳、痰、唾液にはウイルスが含有していることから、これが飛散し、口や鼻から吸い込むことにより感染してしまいます。

飛沫が届くような距離で遊んだりしていると感染率が高くなるということになります。


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【接触感染】

マスクなどにより水疱瘡の飛沫感染を防いだとしても、水疱瘡にかかっている人の破れた水疱の液に触ることで感染します。また、帯状疱疹の人の疱疹に触ることでも感染するので近づいた際には注意が必要です。

感染しやすい時期発疹が出る1~2日前から、発疹が黒いかさぶたになるまでの間といわれています。

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水疱瘡 予防接種と妊婦・大人への影響

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水疱瘡の予防接種は、妊婦は受けてはいけないことになっています。
水疱瘡や予防接種が妊婦に及ぼす影響はどのようなものがあるのでしょうか。

それは、妊娠中に感染することにより、肺炎や肝炎を合併し重症化する傾向があるということです。

さらに重要なことは、胎盤を通じて胎児に感染することにより、時期によっては「先天性水痘症候群」、「乳児帯状疱疹」、「周産期水痘」などを引き起こすおそれがあります。


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【先天性水痘症候群】

妊娠20週未満の時期に、妊婦が水疱瘡になると、1~2%の胎児に低出生体重、皮膚のひきつれ、四肢低形成、小頭、脳萎縮、白内障、自律神経症状など、特徴的な異常が出現するとのことです。(日本での報告例はないらしい)

【乳児期帯状疱疹】

妊娠20週~分娩の21日前までの時期に水疱瘡になると、出生児の9%が乳幼児期に、水痘にかかったことがないのに帯状疱疹が発症するとのこと。

これは、胎盤を介して感染し、胎児の神経節に潜んでいたウイルスが再活性化したものらしい。


【周産期水痘】

分娩前後に妊婦が水疱瘡になると、胎盤を介して胎児に感染し、30~50%くらいの新生児に水痘が発症。新生児水痘がどの程度で終わるかは、感染した母体の抗体がどれだけ胎児に移行したかどうかで決まるとのこと。


いづれにしろ、水疱瘡の予防接種は、妊娠前にすませておくべきで(水疱瘡の経験がある場合は不要)、予防接種後は1ヶ月間は妊娠しないように注意する必要があります。

なお、大人になってからの水ぼうそうの初期症状は、だるくなったり、ニキビができるなど軽い症状が多いですが、帯状疱疹を発症する場合もあります。
周りに影響を与える場合もあるので、予防接種をしておく方が良いでしょう。

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水疱瘡 予防接種の副作用

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水疱瘡の予防接種の副作用は軽度といわれてますが、症状は次のものがあげられます。

・発熱(39ºC まで)

・接種箇所の痛み

・接種箇所の腫れ

・水疱瘡に似た発疹が出る(3~5%)
※発疹が消えるまで他人(特に妊婦)との接触を避ける。

・ごく希に「アナフィラキシー」という、極度のアレルギー反応が怒る場合がある。

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なお、次の場合は「副作用」と言うよりも、予防接種を受けてはいけないので要注意。

• 妊婦(1ヶ月は妊娠をしてもいけない)

• 免疫力の低下している人
例 エイズ感染者 、ステロイド療法(高用量経口ステロイド薬を含む)や免疫抑制剤による治療(放
射線治療を含む)を現在受けている、あるいは過去 3 ヶ月に受けた人

• ワクチン成分のいずれかにアナフィラキシー反応を起こす人

• 過去3ヶ月に輸血や免疫グロブリン注射を受けた人

• 過去 4 週間に生ワクチンを受けた人
※黄熱、MMR、BCG、経口ポリオワクチン

水疱瘡にかかったことがある人は、予防接種を受ける必要がありませんが、そのような人が予防接種をした場合でも、予防接種を受けることが出来るとのこと。

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水疱瘡 予防接種を感染後(潜伏期間中)にした場合の影響

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水疱瘡の予防接種を、自然感染の潜伏期間中に接種した場合はどうなるのでしょうか。

この場合、水疱瘡が重症化することはないとのことです。

水疱瘡の潜伏期間によって、次の二つの見方があります。

【潜伏期間の後半に予防接種を受けた場合】

ワクチンによる効果(抗体産生)が間に合わず、自然の水疱瘡の症状が現れることがありますが、水疱瘡の副作用と取り違えないように注意を。(水痘の潜伏期間は13 ~17 日程度)


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【自然水痘の患者と接触後3日(72時間)以内の場合】

自然水痘の発病がワクチンによって阻止されることが報告されているとのこと。

つまり潜伏期間中であっても、予防接種の効果がある場合があります

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水疱瘡 予防接種の間隔

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水疱瘡の予防接種が受けられる間隔についてですが、他の病気のワクチンとのかねあいは、ワクチンの種類によって異なります

異なった種類のワクチンでも、医師の指示により同時接種ができるものもありますが、その効果や安全性のために、少なくとも次のとおりの期間をあける必要があります。

なお、水疱瘡のワクチンは、生ワクチンになるので、4週間の間隔が必要です。


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【生ワクチン】

水疱瘡(水痘)
ポリオ・麻しん風しん混合・麻しん・風しん・BCG・おたふく風邪

必要な間隔 4週間以上



【不活化ワクチン】

DPT(三種混合)・DT(二種混合)・日本脳炎・インフルエンザ・ヒブ(Hib)
・小児用肺炎球菌・子宮頸がん(HPV)

必要な間隔 1週間以上


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水疱瘡 予防接種の時期

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水疱瘡の予防接種の時期についてですが、1才を過ぎて水疱瘡歴がない場合に接種が可能となります。

任意の予防接種ですので、接種する人とそうでない人がいますし、水疱瘡にかかることを気にしない親もいますので、考え方次第かもしれません。

ただ、子供の成長の過程や、人生の節目で、水疱瘡にかかってはいけないこともあるでしょう。

また、水疱瘡の跡が残ると気にする人もいるようですが、一度接種すると2度目の接種が要らないので、受けておくのが無難かもしれません。


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例えば女性の場合は、妊娠中に水疱瘡にかかると、胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。
妊娠中(妊娠一月前も含む)は、水疱瘡の予防接種も受けてはいけません

また、学生であれば受験シーズンに水疱瘡にかかることは絶体に避けたいところでしょう。

人生の節目や、その後の人生に与える影響など、様々な要素を見据えた上で、一定の時期に水疱瘡の予防接種を受けるかどうかを考えた方がよいでしょう。


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水疱瘡 予防接種の効果

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水疱瘡の予防接種の効果は、水疱瘡にかかりにくいというよりも、水疱瘡に感染しても発症しにくくなる、あるいは症状を軽く済ませることにあります。

水疱瘡のウイルスへの耐性が出来ているので、ウイルスが侵入したとしても増殖を抑えられるということです。

なお、水疱瘡のワクチンの予防効果は、約70~90%程度と考えられてるとのこと。
仮に、発症したとしても、軽度で住む可能性が高いです。


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また、水疱瘡が発症してからでも72時間以内であれば、症状をさらに軽くすませることが出来ます。

予防接種による効果は、直接的なものは以上となりますが、水疱瘡にかからないことによる安心感(特に妊婦)を考慮すると、それ以上の効果も考えられます。

大人で水疱瘡に感染すると、帯状疱疹で苦しむこともあります。妊婦に限らず、水疱瘡を予防することが、精神衛生上良い場合もあります。

抵抗力が弱いときは副作用の心配もありますが、健康で元気なうちに予防接種の要否を判断することが必要です。


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水疱瘡 予防接種の料金・費用

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水疱瘡の予防接種は自己負担となっているだけに、その料金・費用が気になるところです。

料金は病院が決められることから、料金・費用に幅があります

ワクチン自体が6000円程度とのことで、それよりも安くなることは無いと思いますが、6千円台から9千円台までまちまちです。
電話などで事前に確認すると良いでしょう。

医者の評判も気になるかもしれません。予防接種の料金・費用が安く、評判も良いところであれば迷う必要もないと思いますが、評判が良くないとしても、予防接種自体に技術の差はあまりないとも思います。



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いずれにしても、水疱瘡の予防接種を必要と見るか否か、料金を高いと見るか否か、別の記事に効果等について記載していますが、これからのライフステージを考慮して接種の判断をすればよいと思います。


なお、水疱瘡の予防接種が出来る年齢は、1才以上の水疱瘡未経験者です。

かかったかどうかわからない場合でも、予防接種を受けても大丈夫と思われますが、抗体検査(有料)により、水疱瘡になったかどうかを確認することが出来ます。
(予防接種料金よりは安いようですが)

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